理事長×看護部長

“育てる”を、病院全体の文化に。
20年にわたる人事考課制度がつくる、人が育ち、辞めない病院。

「何を目指しているのか」「どう成長していきたいのか」
その想いを、ちゃんと見て、受け止める人がいる場所でありたい。
ピエタ会石狩病院の人事考課制度は、そんな“育てるまなざし”から生まれました。
積み重ねてきた20年の想いと、これからの石狩病院の姿を、理事長と看護部長の対話を通してお届けします。

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理事長 盛

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看護部長 松木

日常的に、自然と生まれる「対話」

まずは、おふたりのご経歴と普段の関係性について教えてください。

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理事長を務めて2年になりますが、石狩病院に入ったのは25年ほど前になります。それまでは塾の講師をしていたのですが、初代理事長だった父から「手伝ってくれ」と声をかけられて。気がつけば病院運営にどっぷりと浸かって、今に至りますね。

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私は2018年に入職しました。前職では札幌市内の病院で看護管理者をしていたのですが、40代になって、他の環境でも自分が通用するのか試してみたいと思っていた頃、前任の看護部長とご縁があり、この病院に来ました。副部長、部長代理を経て、2022年から看護部長を務めています。

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松木部長とは、ほぼ毎日のように顔を合わせていますよね。ちょっとした相談から重たい案件まで、話題はさまざまですが、1回が10分のこともあれば1時間以上話すこともあります。

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実は、毎朝「今日は何を話そうかな」と考えているんです(笑)。迷っていることを整理したい時もありますし、ちょっとした雑談のつもりが、気づけば本格的な話になっていることもあります。

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看護部の動きや雰囲気が以前よりずっとわかるようになりました。相談されたことには、できる限り自分なりに正しい答えを返すようにしています。

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本当に、頼れる相談相手だなと感じています。病院全体のことを俯瞰して考えなければいけない時にも、いつもヒントをもらっています。

すれ違いを越えて、信頼が深まる

息ぴったりなお二人ですが、意見のすり合わせが難しかったエピソードはありますか?

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ありますね。去年の2月、看護職員が足りず、看護部の判断で入院患者数を意図的に減らしていたことがありました。院長や私に共有されていなかったので、さすがに「一言言ってくれ」と、ちょっと強く言いましたね。

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あの件は本当に反省しました…。でも、それをきっかけに日々の報連相を密にするようになりました。今では、どんな小さなことでも共有するようにしています。

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その後の変化は大きかったです。今では人員配置や制度についての議論を一緒に進める場も増えました。信頼関係というのは、そうやって育っていくものなんだなと感じますね。

「辞めない病院」をつくる人事考課制度

病院として共有している価値観について教えてください。

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ピエタ会石狩病院では、人事考課制度を20年近く続けています。職員一人ひとりに目標を持ってもらい、正しく評価し、フィードバックし、待遇にもきちんと反映させる。そうした取り組みをずっと大切にしています。「人が辞めない病院をつくる」というテーマで、書籍も出したくらいなんですよ。

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ここまで真剣に評価制度を運用している病院は初めてで、入職当時は驚きましたね。人事考課って、導入しても形骸化しがちなんですよね。でも石狩病院では、毎年必ず改善されていて、現場とちゃんと向き合いながら、運用がされている。
「この病院では、本当に制度がいきているんだな」と感じたのを覚えています。

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実は書籍の中で、新人看護師の教育に関する章は、松木部長に執筆してもらったんです。前から、教育にすごく熱意のある方だと聞いていたし、まさに制度の“育成”という側面を現場目線で表現してくれると思ってお願いしました。

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ありがとうございます。新卒看護師を受け入れるには、受け入れ側の体制づくりが欠かせません。ですので、指導者を含めて「育てる人を育てる」ことから始めて、教育体制を整えていきました。
その取り組みが少しずつ実を結んで、今では年間5〜6名の新卒者が入職してくれるようになっています。

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そうした流れもあり、もともとは看護部門だけで行っていた教育委員会を、病院全体の委員会に改組しました。
看護師だけでなく、事務職や技師など他職種にとっても必要な初期教育を共通化して、病院全体で新人を育てられるようにしたんです。

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部署の垣根が低く、教育に対しても横断的に連携できる。それがこの病院の大きな魅力のひとつですね。

動き続ける現場。柔軟で軽やかなチーム

石狩病院ならではの魅力を教えてください。

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うちの病院は、好奇心旺盛な人には楽しい病院だと思います。例えば去年から開催している病院まつり。私が「やりたい」と言ったら、すぐにいろんな職員が集まってきてくれて。2000人近い来場者がある大イベントにまでなりました。誰かの「やってみたい」に、面白がって乗っかってくれる人が多いんですよね。

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去年立ち上げた訪問看護ステーションも、建物の設計や申請、ステーションの認可まで、8か月というスピード感でした。
週1のプロジェクト会議にはいろんな職種が集まり、「これは私がやります」と自然に手を挙げる。その連携の速さと実行力には、何度も驚かされました。

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そうそう、職員のレスポンスが早いのはこの病院の文化だよね。「理事長が言ったから…」じゃなくて「それ面白そう!自分もやってみたい」って前のめりになる人が多くて。こういう雰囲気は、ピエタ会石狩病院ならではだと思います。

地域とともに歩む病院を目指して

今後のビジョンについて教えてください。

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今年、5年後のゴールとして「患者さま・職員・地域のためのコミュニティホスピタルになる」という目標を掲げました。
その1年目となる今年は、“思いやり”をテーマに、接遇や職員同士の関係性を見直すことから始めています。

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石狩という地域だからこそ、医療だけでなく“生活を支える病院”であることが大切になります。訪問医療、介護、リハビリ。そうした包括的な支援も含めて、病院のあり方を考え続けたいと思っています。

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まさにその“生活全体を支える”病院になっていくためには、やっぱり、日々のケアや関わりひとつひとつへの“思いやり”が大切だなと。“思いやり”って、頭で理解しているだけでは患者さんに届きません。自分の中にある想いを、“看護ケア”という行動にして届けてこそ、患者さんに貢献できると思っています。

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それが患者さんに伝わって、部署に広がって、病院全体の力になっていく。まさに“育てる病院”の姿だよね。

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そういう積み重ねの先に、私たちが目指す“コミュニティホスピタル”があると思います。5年後が今から本当に楽しみですね。

一緒に働く人に求めること

どんな人と一緒に働きたいですか?

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やらされる仕事ではなく、「やりたいこと」を持って入ってきてくれると嬉しいですね。その想いが、病院のベクトルと合えば、実現できる環境があります。

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「スキルアップしたい」という方はよくいらっしゃいますが、私はいつも「誰のために?」と聞いています。自分の成長が、患者さんのため、職場のためにつながっていく。そんな視点を持って働ける方と、一緒に成長していけたら嬉しいです。

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そして、成長するためには、働きやすい環境が必要です。当院では、「余裕のある運営」を大切にしています。 急な退職で慌てるのではなく、前もって人を採用しておく。それが結果的に職員のゆとりや安心感につながるし、長く働ける土壌づくりになると思うんです。

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実際、子どもを持つスタッフも多いですし、「働きやすい」っていう声は本当によく聞きますね。そのあたりは安心して飛び込んでもらえたらと思います。

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自己実現と、誰かのための行動がつながっていく。
そんな働き方をしたい人には、石狩病院はぴったりの場所です。
この病院では、あなたの努力や変化をしっかり受け止めて、次の一歩へつなげていく仕組みがあります。 意欲ある方のチャレンジを、心から歓迎します!

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